ご覧頂きありがとうございます。
1カ月ぶりのコラムです。
あるクライアントの管理職の方々向けに研修を実施させて頂きました。
キャリア開発の理論をベースにした内容でしたが、クライアントの要望を受けて
一般的な研修で実施される座学とワークショップ形式に加えて
ゲーム性を入れたアウトプットを重視したコンテンツで実施しました。
(マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、手指消毒や定期的な換気といった感染予防対策を講じています)
今回のコンテンツの中に「仕事の意義を考える」というものがありました。
*類似テーマで弊社コラム「【Vol.19】組織と個人の大義名分」もありますので
ご興味おありでしたらご覧ください。
キャリアは「轍」に例えられることが多くあります。
つまりこれまでの仕事もプライベートも含めたこれまでの道のり(経験)とこれから進む道のりをどのように考えるか、どのように描く(デザイン)するかが大切です。
過去は変えられませんがこれまでの経験をどう意味付けるかで過去に対する捉え方は変わります。
例えば、その時は大きな失敗経験だったとしても時を経てその時の失敗経験から
教訓を得て大きな成長に繋げたという経験をしている方も多いことと思います。
「どこでどんなことをしてきたか?」といった客観的な事実としてのキャリア(例:20○○年入社等)を職務経歴書のように客観的に整理をすることも有益です。
しかしもっと大事なことはそれらの経験の「自分にとっての意味」です。
意味付け次第で過去の経験の意味だけでなく現在担っている仕事の意味付けも変わってきます。そして今後の仕事や自身のキャリアの描き方も変わってくるでしょう。
自分にとっての仕事の意味を考える際の着眼点をいくつかご紹介したいと思います。
・学生時代に熱中したものは何ですか?それはなぜですか?
・なぜ今の職場に入社しましたか?
・もし今の仕事をしていなければ、どんな仕事をしていましたか?それはなぜですか?
・入社したころ、何に熱中していましたか?それはなぜですか?
・今も強い願望や情熱は何ですか?
・地域社会や家族、組織、世界にどのような貢献をしたいですか?
・今までの人生でもっとも重要な人を3人挙げるとしたらそれは誰ですか?
・自身にとって仕事の目的は何だと思いますか?
・最も影響を受けた人は誰ですか?
・自分自身の目的は何ですか?
忙しい仕事生活の中でも一度立ち止まってこれらを考えることで過去や現在の仕事に意味を付けていくと新たな発見があるかもしれません。