ご覧頂きありがとうございます。
お休みや業務スケジュールの関係で久しぶりの更新となってしまいました。
新型コロナウイルスによって私達を取り巻く環境に大きな変化がもたらされていることは
間違いありませんが、この変化の潮流は以前から起きていて、コロナ禍が
大きな変化のトリガーになったという認識の方も多いのではないでしょうか。
そのような中で組織の壁を越境して、自社以外の組織や個人とのコラボレーション強化を
推進する取り組みが更に増加したように感じています。
コラボレーション強化の目的は先行きが不透明な中で、既存の事業で稼ぎつつ時間的猶予を確保し(あくまで「稼ぎつつ」です)、従来とは異なるマーケットで自社の強みを活かしつつビジネスの種を巻き、芽吹かせることです。
いわゆる「両利きの経営」と言われているものですね。
ここでまず問われることは「業界を超えて発揮できる自社の強みは何なのか?」
ではないでしょうか。
「自社が介在することでどんな価値提供が出来るのか」
が無ければコラボレーションをしたとしても
介在する価値無しと判断されればWin-Winの関係は成立しません。
会社レベルだけでなく個人レベルでも同様のことが言えます。
他社の社員との人材交流や人材育成の場を設ける越境型人材育成を図るケースが多々出てきています。
特定の課題やテーマに対して他社の社員とコラボレーションし、協働した上で解決をしていくという内容です。
自社内だけで通用する人材を育成するのではなく、他社でも通用する人材を育成するという点は視座を高め、視野を広げることに繋げることが目的です。
その際にも「業界を超えて発揮できる自身の強みは何か?」についての自問自答を繰り返し、
トライ&エラーを繰り返すことで自信の強みを認識していくことが出来ます。
ここで自身の強みに対して無自覚であった場合には、コラボレーションし協働する上で
介在価値が希薄と受け止められてしまい、せっかくの機会や場を提供しても
当初の目的を実現できずに終わってしまいます。
会社や組織の壁を超えてプロジェクトを推進するといった越境型の仕事の進め方は今後増加していくでしょう。
あらゆるビジネス―パーソンが「自社や自身の強みは何か?」「自社や自身の介在価値は何か?」を問われることになりますので、常日頃から自覚的に探究をすることが求められるでしょう。